ご依頼者の声

株式会社千代田花店
悲劇は突然やってきました。平成18年、生花販売をグループ会社に切り替えたい百貨店から追い出されてしまったのです。千代田花店にとっては大打撃でした。一気に売上げが半分に減りました・・・

  • 破産

業種:生花販売
社長:鈴木花子(仮名。当時56歳)
負債額:法人 約2000万円
    社長 約400万円(連帯保証分を除く)

千代田花店は、昭和41年に鈴木さんの父が創業。順調に事業を拡大して、平成15年から鈴木さんが社長を引き継ぎました。そのときは大手百貨店にも店舗を出していて、経営は安定していました。しかし、悲劇は突然やってきました。平成18年、生花販売をグループ会社に切り替えたい百貨店から追い出されてしまったのです。千代田花店にとっては大打撃でした。一気に売上げが半分に減りました。

鈴木さんは、事業規模を縮小しながら、なんとか営業を続けていました。そして、平成21年には従業員がいなくなり、鈴木さんと娘の2名だけで1店舗を経営する形にしました。削れる経費は削って、黒字化できるようになりました。

ところが、悲劇は続きます。今度は、東日本大震災の影響で生花を使った装飾などが敬遠されるようになり、スーパーなど大口の販売がなくなりました。個人向けの売上げも落ち込み、銀行のローンの返済ができなくなってしまいました。そんな中、追い打ちをかけるように鈴木さんは体調を崩し、お店に立てなくなってしまいました。  鈴木さんは、これ以上の継続は無理だと考え、「明るい倒産・事業再生」に相談しました。自己破産すると自宅がどうなってしまうのかが心配でしたが、幸いにも自宅を親族に買い取ってもらうことになり、住み続けることができました。破産手続は無事に終了しました。鈴木さんは長年住み慣れた自宅で、新しい生活をスタートしました。

▲